2015年1月5日(月)
2015年も人材不足
産業能率大学が昨年公表した、「2015年中小企業の経営施策」と言う調査の結果
ですが、2014年の経営活動において最も影響を受けたとして挙げられたのは
「消費税の増税」となっています。
やはり昨年4月に8%にアップした消費税の影響が大きかったとする企業が多かった
と言うのは当然かと思われますが、「人材の不足」とした企業が2位との結果が出て
おります。
一部の業種職種において採用が困難と感じていた企業は多かったと思いますが、この
調査でもそれを裏付ける結果となっています。
更に2015年でも経営活動に影響を与えると想定している要因として最も多く挙げら
れたのが「人材の不足」とされ、2010年の調査開始以来最高となっています。
人材不足となると、中途採用に力を入れたり、派遣やパートタイマーなどの臨時の戦力
で乗り切ろうとするのが常套手段ではありますが、採用が困難な状況が2015年に好転
するとは考え難く、如何にコストを抑え人材不足を乗り切るかを考えたとき、少なくとも
現有勢力の離職は何としても防ぎたいところです。
度々私のメルマガ等でも取り上げておりますが、就業環境や処遇の改善を図り社員の
皆さんが安心して働ける職場作りと言ったものが、2015年、益々重要になってくる
ものと感じます。
中小企業労働環境向上助成金などの助成金をうまく活用して行きたいところです。